平均がいちばん良いのに、負け越していた

この記事の要点

  • ジャグラーの台選びを平均で比べると、数日の大当たりに引っ張られて見誤る。平均がいちばん良かった「各機種の1位だけ」は、日ごとに数えると72日勝ち・76日負けだった
  • 平均では控えめな「上半分に絞る」は96日勝ち・55日負けで、毎日コツコツ勝っていた

「平均年収」を聞いて、自分より高いなと感じたことはないでしょうか。 実は、平均より下の人のほうがずっと多いのです。 台の選び方を調べていて、同じ落とし穴にはまりかけました。

平均は、1人の大金持ちで上がる

10人の年収を並べたとき、1人だけ桁違いのお金持ちがいると、平均はぐっと上がります。 でも残りの9人の暮らしは、何も変わっていません。

このとき平均より上にいるのは、そのお金持ち1人だけです。 平均を見て「みんなこれくらいもらっている」と思うと、実態とずれてしまいます。

平均は、大きく当たった1回に引っ張られます。 ふだんの様子を知りたいときには、向いていないことがあります。

平均がいちばん良い選び方があった

ランキングの上位に絞って台を選ぶと、高設定に当たる割合がどれだけ上がるか。 絞り方を変えて調べたことがあります。

その中で平均がいちばん良かったのは、各機種の1位だけに絞る選び方でした。 店全体より5ポイントも高く、ほかの絞り方を大きく引き離していました。

ところが、日ごとに数えると負け越していた

そこで平均ではなく、その日の店全体に勝った日と、負けた日を数えてみました。

絞り方平均で見ると勝った日 / 負けた日
各機種の1位だけ+5.0ポイント72日 / 76日
上半分に絞る+1.0ポイント96日 / 55日

ある店の約150日ぶん。「勝った日」は、選んだ台の高設定の割合がその日の店全体より高かった日。

平均がいちばん良かった「1位だけ」は、勝った日より負けた日のほうが多かったのです。 数日だけ大当たりした日があって、それが平均を持ち上げていました。

逆に、平均では控えめな「上半分」は、毎日コツコツ勝っていました。

大きく勝った1回で、判断しない

これは台選びだけの話ではありません。 自分の収支でも、大勝ちした日があると「このやり方は効く」と思いたくなります。

1回の大勝ちは、やり方が良かった証拠とは限りません。 知りたいのは、たまたまだったのか、そうでないのかです。

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