「隣が出てるから、この台も良さそう」は本当か
この記事の要点
- ジャグラーの島で「隣が出ているから、この台も良さそう」は、半分だけ当たっている
- 高設定が多い日はどの台も周りが出ているため、正しく比べると効果は2倍ではなく1.3倍だった
- 使えるのは店に着いてデータが出てから。朝の時点では分からない
島の前に立って、両隣のグラフが右肩上がりだと、 真ん中の台まで良さそうに見えてきます。 これは気のせいではなく、半分だけ当たっています。 残りの半分が何なのかを調べたら、思っていたのと違う答えが出ました。
行列ができている店は、おいしそうに見える
知らない街でお昼を食べるとき、行列のある店を選ぶ人は多いと思います。 たいてい間違っていません。人が並ぶ理由はあるからです。
ただし、お昼どきはどの店にも人が並びます。 12時の行列を見て「この店は人気だ」と判断すると、 実際には「今が昼だ」ということしか分かっていない場合があります。
出ている日は、どの台も「隣が出ている」
ホールも同じです。高設定が多めに入った日は、 フロア全体で当たりが多くなります。するとどの台に座っても、 周りのどこかは出ているという状態になります。
この日に「周りが出ているから、この台も良いはずだ」と考えると、 当たることが増えます。でもそれは、隣の台が教えてくれたのではありません。 今日が出る日だった、というだけかもしれないのです。
そこで、比べる相手を変えました
最初に調べたときは、「周りが良い台」の成績を店の全体平均と比べていました。 すると2倍近く良く見えました。ここで喜んでしまうところでした。
テストで例えると分かりやすいと思います。 簡単なテストの日は、クラス全員の点が上がります。 その日に80点を取った人を、1年間の平均点と比べれば当然すごく見えます。 知りたいのは「その日のクラスの中で、どうだったか」のはずです。
そこで比べ方を変えました。その日出た高設定の台数はそのままにして、 置き場所だけをシャッフルした架空のホールを作り、 実際のホールと比べます。こうすると 「今日は出る日だった」ぶんが両方に同じだけ乗るので、打ち消し合います。 残るのは「かたまって置かれていたかどうか」だけです。
結果:効果は半分になりました
| 比べ方 | 高設定だった割合 |
|---|---|
| ホール全体(どの台でも) | 17.6% |
| シャッフルしたホールで、周りが良い台 | 27.2% |
| 実際のホールで、周りが良い台 | 34.8% |
ある店の141日・8,636件から集計。「周りが良い」は、周囲4台のうち3台以上が高設定寄りだった場合。
真ん中の27.2%が、「今日は出る日だった」ぶんです。 台の置き場所をめちゃくちゃにしても、ここまでは上がってしまいます。 本当に隣が教えてくれていたのは、27.2% から 34.8% への差だけでした。
それでも、朝よりはずっとマシです
別の記事で書いたとおり、 前日の凹み・曜日・特日といった「行く前に分かる材料」は、 調べた範囲ではひとつも残りませんでした。 そのなかで、周りの台の状況は数少ない生き残りです。
ただし使えるのは、店に着いてデータが出てからです。 朝イチには、隣がどうなるかは誰にも分かりません。
島ごとの状況を見る
GoGo Judgment には、その日のデータから島ごとに 「高設定寄りが何台あるか」を並べる画面があります。 断定はしません。材料を並べるところまでが役割です。
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