勝てているのは分かる。でも、なぜ勝てているのかは分からない
この記事の要点
- 運営者のジャグラーの実戦記録28回・約11万回転の差枚は+17,815枚。ブレ幅の3.3倍で、運だけでは説明できない勝ち
- ただし理由を数字で説明できたのは勝ちの26%(台選び)だけ。やめ時は勝ちの2%だった
前々回の記事で、自分の立ち回りが正しいかどうかは 100回前後の記録がないと見えてこない、と書きました。 運営者の手元には実戦記録が28回ぶんあります。 少ないですが、そこから何が言えるかを分解してみました。 結論から言うと、勝ちの4分の1しか、理由を数字で説明できませんでした。
まず、勝ちが本物かどうか
28回・約11万回転で、差枚は+17,815枚。 分散の記事の考え方で、この回転数のブレ幅を計算すると ±5,472枚です。
ブレ幅の3.3倍プラス側にいます。 「実力ゼロ(ずっと機械割100%の台に座っていた)でここまで勝つ」確率は、 だいたい2,000回に1回。 この勝ちは、運だけでは説明できません。本物です。
では、その勝ちはどこから来たのか
立ち回りを3つに分けて、それぞれがどれだけ効いていたかを見ます。 大事なのは「選ぶ力がゼロなら何%か」と比べることです (この話は別記事にしました)。
| 要素 | 結果 | 判定 |
|---|---|---|
| 台選び 座った台 vs 店の全台 |
102.9% 対 101.5% +1.4pt(±0.7pt) |
効いている |
| 着席判断 座る前の推定 vs 同じ回転数のランダムな台 |
103.8% 対 102.3% +1.6pt(±1.5pt) |
弱い(10件) |
| やめ時 | +432枚(勝ちの2%) | 小さい |
| 朝イチ vs 途中から | 差 +3.8pt(±6.4pt) | 偶然の範囲 |
「±」は誤差の幅。幅より差が大きいものだけ「効いている」と言えます。
台選びの +1.4pt を、枚数に直すと
座った台の平均機械割が、店の全台の平均より1.4pt高い。 これを11万回転ぶんの差枚に直すと、約+4,657枚です。
勝ちの26%しか、理由を数字で説明できませんでした。 残りの74%は、
- 単純に、運がよかった(3.3σでもまだ上振れの余地はある)
- 推定の性質上、見えにくくなっている(後述)
- 着席判断など、件数が足りなくて測れていない要素
のどれか、あるいは全部です。
推定で測ると、うまい人ほど過小評価される
1つ補足します。設定推測は「まだ情報が少ない台」ほど、 答えをまん中(平均)に引き寄せて出します。安全側に倒すためです。
すると、本当にいい台を選べている人ほど、 「あなたが選んだ台の推定機械割」は実際より低めに出ます。 台選びの +1.4pt は、下振れした測定値かもしれないということです。 実際の寄与はもう少し大きい可能性があります。
この分解を、機能にしました
「勝っているのは分かるが、なぜかは分からない」に、 自分の記録で答えられる――これはそのまま機能になると考えて、 プレミアムの中身にすることにしました。
予測ではなく、過去の実績の分解です。 「あなたの勝ち(負け)の何割が台選びで、何割が運か」を、記録がたまるほど正確に出します。 予測しないので、当たる・当たらないの土俵には乗りません。
記録があれば、あとから分解できます
GoGo Judgment は、打っている最中のカウントがそのまま1回ぶんの記録になります。 座った台・座る前の状況・やめた時点まで含めて残るので、 あとから「どれが効いていたか」を切り分けられます。
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計算に使用した理論値は、ケンさんのシミュレーター で公開されている「6号機ジャグラー確率&出玉率一覧」を参考にしています。